ピコ_01 ピコ
piko
ずっとずっと ひとりで。

冬のなかを歩きまわって
旅をしていたようなのです。

ほそい足は、シロップみたいな味がして。
あるけば あるくほど

ちいさい虫たちがついてきました。

ピコはそれがとてもいやで。

夜、虫たちを寄せては
『ついてこないで』と
一匹づつ しずかに 話して一晩を過ごし。

話してるうちに日が昇れば
ついてくる虫たちを よそに
また旅を始めていくのです。
ピコ_02
characterにモドル